2014年11月3日(月)№165  『 すごいな! 昆布ちゃん(稚内教会による 福音物語その6) 』

2014年10月初め、日本キリスト教団出版局より看板雑誌『信徒の友』のスタッフが来稚。その際、カメラマンの山口さんが撮影されたもの。
2014年10月初め、日本キリスト教団出版局より看板雑誌『信徒の友』のスタッフが来稚。その際、カメラマンの山口さんが撮影されたもの。

「たぶん続く」。毎号この言葉を添えて終わるようになった『こんぶ通信』。


正直に申しまして、この『6号』をお届けできるなんて、『こんぶ通信』を創刊号から書き綴(つづ)ってきたわたし自身、考えもしませんでした。
 
「人は恵みにふれる時、悔い改めへと導かれるもの」。経験に基づいて静かに教授して下さった神学校の先生の顔がちらついております。


 
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嬉しい訪れが10月の初めにありました。


日本キリスト教団出版局の『信徒の友』・「ここに教会がある」の取材に、遠路はるばる、編集者お二人とカメラマンが稚内教会にお見えになったのです。


「利尻昆布バザーの作業風景も、お願いできますか?」なんてことになるとは、一年半程前に誰が想像したことでしょう。


おっと。取材記事は2015年1月号に掲載予定とのこと。


ただし、「ここに教会がある」でどんな風に紹介されるかは存じません。もしかすると利尻昆布のお話は出てこないかも。せっかくですから、カメラマンの山口さんが撮影された“こんぶ作業”の様子もご紹介します。


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特にこの数ヶ月、利尻昆布を通じて、思いがけない形で新たな出会いが与えられていることは、小さな教会の大きな喜びです。


例えば信徒の友のスタッフを市内で一番見晴らしの良い稚内公園にご案内した時のこと。

そこには海抜170㍍の「開基百年記念塔」があるのですが、案内をほっぽり出しての電話応対となりました。


一面識もない東京の〇〇教会Y牧師からの電話が携帯に転送されて来ました。


「友人を通じて知った利尻昆布バザー。・・・稚内教会のお働きを意気に感じまして!私たちも協力したいと思います」


との声。胸に染みるお言葉でした。


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違う形で、いやいや本質は同じなのですが、関東のとある中学3年生のお嬢さんからはお便りを頂戴しました。


「はじめまして。〇〇中学の音楽科に通うA子です。・・・神さまからいただいた恵みと賜物から、私たちにできる献金をほんの少しですが・・・利尻昆布バザーを通して、主のご用に用いて頂けると思うと本当に幸せです。主の豊かな愛が、先生とそのご家族、兄弟姉妹に、・・・地域の人々にありますように」。


A子さん。幸せなのはわたしたちですよー!こうした感動を頂きながら精進しております。


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そうです。こんな出会いもございました。それは一本の電話から始まりました。


9月下旬の月曜日の夕方


「〇〇教会の〇〇順子と申しますが、ただ、ひと言、御礼を申し上げたくて電話いたしております。利尻昆布を手にして先生方がおつくりになったチラシにある通り、こんぶ水をつくりましてご飯を炊きました。ご案内の通りまさに“絶品”です」。


「お電話、本当にありがとうございました。信じる者は救われる。もとい、信じてこんぶ水をつくる者は味わえる感動のご飯ですね」


等とお話しておりましたら・・・。


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ちいさな悩みのお言葉に触れたのです。


「こんぶ水を作るのに昆布を1㎜程度の幅に細く切りたくても、力の無いわたくしには乾燥した昆布が固すぎて・・・いつも主人に切ってもらっています」。


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あー、順子さん、本当に心から御免なさい。早くお伝えしなければ、と思っていたことでしたのに・・・。解決方法を今号でお伝えいたしましょう。


というわけでまずは一枚の写真をご覧ください(ここでは写真省略です)。これでいとも簡単に昆布が切れるのです。魔法のように昆布を柔らかくするのに必要なワザ、その答えは温めなのです。特にヘアドライヤーの利用がお奨めです。


もちろん他でもできます。その他、「昆布がクルンと丸まっていてハサミどころでは」という時にもお試し下さい。ドライヤーの温かな風を愛を込めて10秒程当ててみて下さい。あーらまぁ不思議。簡単にたいらにできます。


とにかく、こんぶ水をつくってのお料理は、まっこと、人生が変わるほどの力がございます。


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過日、創立63周年記念礼拝にお出でになった道北クリスチャンセンターの藤吉求理子(くりこ)牧師。


賜物についてのメッセージで我らを励まして下さいました。


「稚内教会の利尻昆布も、他のものと混ぜて使われてこそ、その力を最大に発揮しますよね」


と。


何とタイムリーな言葉。アーメン、まことにその通り。利尻昆布は、各地の皆さんと相まみえる時に、我々の秘めたタラントを引き出してくれる力の持ち主なのです。


何と聖書的な最北の海の神の賜物。


『こんぶ通信1号』で「みなさーん、隣人になりましょう。すべての壁を打ち破り、本物のとなりびとに」と叫んだことがゆっくり実現しつつあります。神の国は遠くありません。


たぶん続く!



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