2014年5月25(日) №138 『 大学生22人に聞きました! 』

5月21日(水)

 

「イエスの降誕物語」を学び始めた稚内北星学園大学のキリスト教概論の時間の最後に聞いてみた。この日の出席者は22人。

 

【何色に感じるかな、今の自分の色、そして、日本の社会を包む色】と。

 

『讃美歌21』より243番の「闇は深まり」を紹介。クリスマスの出来事の時代背景について少しふれた後のことだ。

 

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学生さんたちからの応答

 

【自分の色】
オレンジっぽい感じ、青に近い白、紫、オレンジ色、深緑、濃青、明るい青、黒、薄紫、オレンジ、濁った白、紫、白に黄色がかかっている、青・緑、朱色、クリーム色、灰色、群青色、虹色、暗い黄緑、バラ色、紫色。

 

【日本の社会を包む色】
水色、黒に近いグレー、黒、グレー・水色、黒8白2の灰色、黒と白、黒が強い灰色、黒8赤2位の色、よどんだ緑、灰色、紅白(右寄りになってきているから)、灰色、グレー、ピンク色、紫色、黄色、白、混じり合わないマーブルカラー、無色、クレーと青、灰色、黒に近い灰色。

 

わたしが学生だった頃、右肩上がりの“いけいけどんどん”の時代だった。その頃の、社会を包む色は、もう少し明るかったかな、とも思う。

 

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記してもらいながら、

【誰かー、皆の前で、ここで自分の色を発表できる人、いるかなぁ?】と尋ねた。

 

すると程なく、【バラ色】ですとT君。

 

【バラ色】の声に、わたしも含め、クラスの中で、若干の質問というか突っ込みがあった。

 

だが、T君は【やっぱりバラ色でいいです】との結論。

 

今考えて見ると、若者らしい、とても素晴らしい色だったなと気づく。一人くらい、そういう若者が居てよかったのだ。

 

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さらにもう一つ、わたしは皆に質問した。

 

【はーい、自分を救ってくれる神がいるなら、どんな神さまと出会いたいか】

 

以下、たいへん興味深い言葉のオンパレード。

 

◇優しくてキレイな若い女性です。


◇自分のことを救ってくれるなら不公平な神で良いです。


◇たまに襲いかかる猛烈な孤独感から解放してほしい。


◇わたしの弱点や良い所を知ってくれて、自分が自立するために様々なことを考えさせてくれる神。


◇優しく色々なことを教えてくださる神。


◇相談に乗ってくれる神、人には言えないことを聞いてくれる。


◇過去に戻してくれるか、自分の性格を直してくれるようなことをしてほしい。または、もう一度、人生をやり直すチャンスをもらいたい。


◇八百万の神がいると思っているので、もう出会っている。または、自分を救うのは自分なので、自分が自分の神の可能性もあります。


◇相談を聞いてくれて、助言を親身になって与えてくれる神。


◇えこひいきしないで人間にあまり干渉してこない神さま。


◇自分を救ってくれる分を他の人々のもとへ行ってもらいたい。わたしは自分の足で歩かせてくれる神で良い。


◇自分を救うのは自分だと思うので、自分を客観的に見ることができる自分が「自分の神」である。


◇神はいません。自分を救えるのは自分です。自分が神です。


◇私の話をよく聞いてくれる神に会いたい。綺麗だと嬉しい。一定基準の悪者を消してくれる神に会いたい。


◇教えではなく考えさせてくれる神。


◇運命を決めない神がいいです。


◇私にとって、救いの神に願うことは実はありません。私は、今以上の事を求めません。


◇私がしてきた罪を許すとまではいかなくても、側で「大丈夫」と言ってくれる神。


◇どんなストレスも受け止めてくれるような神。そして悪い所を指摘してくれるような神。


◇ほんとうの「愛」について教えてくれる神。


◇年上の大人な女性。

 

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とっても素直な気持ちを記してくれたなぁ、と思う。

 

この日の講義の冒頭、前回の講義の最後に、プリントに質問を記してくれていたことの一つについて答えた。

 

【先生にとって、キリスト教ってどういう存在ですか? キリスト教がなかったらどうなりますか?】についてだ。

 

これに対しては、雑誌『信徒の友 6月号』の「神に呼ばれて」に寄稿したものをコピーして配布・朗読させてもらった。そして、「召命」という言葉の意味を少し解説。

 

わたしからの応答とした。

 

神からのcallingに答えようとして生きているから、もしもキリスト教がなかったら・・・・・生きていけないかな、と。

 

ただ、もう一つ伝えたいことがあった。それは、【わたしはキリスト教を信じて居るのではなく、キリストを信じている】ということだった。これ、今春、ある神学校の卒業式メッセージで語られている言葉だ。いずれまた、語ることが出来れば幸いだ。

 

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それにしても、3年目のキリスト教概論。楽しいながらも、90分の講義。実は終るとかなりぐったりする。

 

けれども、それ以上に明記しなきゃならぬことがある。

 

それは、とても大切な力をそれ以上に受けているのでは、ということだ。

 

ごくごくふつうの若者たち。キリスト教にこれまでほとんど触れてこなかった彼らとの出会いは、とても貴重な時間だと思う。

 

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さいごに、Z君からはこんな質問が記されていた。

 

◇「コーヒーの豆はどんな豆を使ってますか? どこの国の豆を使ってますか?」
◇「おすすめのコーヒーをのめる稚内の喫茶店はありますか」

 「ありがとうございました」(とも記してある)

 

Z君「美味しいコーヒー、豆を挽いてごちそうするから、飲みにお出で」の言葉に、誠実に質問してくれたのだ。

 

◆「豆はねぇ、今はケニアAAマサイ、それからキリマンジャロのいずれも浅煎。そして、京都“小川珈琲”のショップブレンド(ブラジル浅煎5%、コロンビア深煎25%、コロンビア浅煎10%、ジャワ浅煎10%)があるよ!。喫茶店は行かないからわかんないや。以上 とにかく一度、稚内教会に珈琲飲みにおいで。10人は厳しいけれど、3,4人だったら、一度に煎れられるよ」end

 

 

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