2014年4月21(月) №130 『 一番心に残ったことを・・・ 大学にて 』

写真は4月23日(水) 稚内北星学園大学でのキリスト教概論の講義で「レーナ・マリアさん」のDVD25分程のものを上映時にクラスの後方から撮影 (^^♪

キリスト教概論の3回目の授業では、出席をとって間もなく、レーナ・マリアさんのDVD観てもらった。いろいろ考えることが多かった様子。
キリスト教概論の3回目の授業では、出席をとって間もなく、レーナ・マリアさんのDVD観てもらった。いろいろ考えることが多かった様子。このあと、世界宗教分布図とか、キリスト教の発祥地はどこ?などと問いながら旧約の学びの入り口に入った。

 

※写真はこの文を記して一週間後のものです。あしからず。

 

2014年度も稚内北星学園大学で、「キリスト教概論」を担当させて頂いている。

 

これが本当にたのしい。

 

今年で三年目。

 

少し慣れてきたこともあるかも知れないが、若者達との交流は大いに刺激を受ける。

選択科目なのだが、今年は自分の考えていた予想をずいぶん超えて、登録者が30数名。いささか面食らうところもある。

 

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4月16日(水)の第2回目の講義。

 

この日は、日本基督教団が毎年発行している『日本基督教団 年鑑 2014年』の広告集のコピーを元に、教会やキリスト教が関係している分野を確かめながらの時間を持った。

 

「はーい、どんな分野の広告がありますかぁー!ノートにメモしながら探してみてください。5分間さし上げまーす」と。

 

5分後。学生たちはボソボソと答え始める。

 

パイプオルガン、病院、高齢者福祉施設、聖書や讃美歌の書籍類、ホテル、葬儀屋さん、○○学院という多くの大学の名もある。

 

こうして、わたしたちの生きている社会にすでに浸透しているキリスト教の各分野がおぼろげに見え始めるのだった。

 

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講義の最後の10分になると、わたしは大学備え付けの小テスト用に作られたかに見える、A4版3分の1程の大きさの用紙を配布する。

 

4月16日(水)の講義ではこんなお願いをした。

 

「はい、きょうも授業でいちばん心に残ったことを記してください。それからぁ、今日は、自己紹介を兼ねて、今、皆さんが頑張っていること、これが得意です、のようなことを書いてぇー」

 

何しろこちらは90分の講義の中で自己開示し続けているわけなので(例えば学生さんは、第一回目の授業への応答として「21歳の時にインドにリュックを背負って旅行したよ・・・というところ辺りのこと、もう少し聞きたかったです」等と記してくる)、受講される皆さんとの響き合いもたいせつにしたい、と考えている。

 

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さて、実はわたし。

 

先日は、プリントを配る直前に、讃美歌を一曲紹介した。

 

前回も讃美歌と讃美歌自動伴奏機(ヒムプレーヤー)も持参していたのだが、良いタイミングが見つからなかったので実行しなかった。

 

が、きょうはこれ行けるなと感じたので『われをも救いし アメージンググレイス』を流して、教室で歌い始めた。

 

歌詞は第二編のバージョン。

 

1節 われをも救いし くしきめぐみ
      迷いし身もいま 立ち帰りぬ。
   
3節 苦しみ悩みも くしき恵み
      今日までまもりし 主にぞまかせん
   
5節 この身はおとろえ、世を去るとき、
    喜びあふるる み国に生きん。

 

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NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の主演女優の杏さんも「アメイジンググレイス」をCDの中で歌っていたよ!彼女は○○学院の幼稚園の頃、とある教会の教会学校にお兄ちゃんと来てたんだ。僕のお話も聴いていた・・・等と言いながら。

 

歌詞の5節「この身はおとろえ、世を去るとき 喜びあふるる み国に生きん」。

 

なぜ、死んで行くのに喜びなのか。学生さんたち。もしかすると疑問に思ってくれたかも知れない。

 

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講義が終わって、ひと仕事終えてから、彼らからの応答に目を通した。

 

以下、全部ではないけれど、ある事に共通して触れているものを抜粋して抜き出して記してみる。○毎に、ひとりの学生さんの応答。いずれも全文ではなくその一部分。

 

○キリスト教の生と死についての話で、死についての考えが、今までの自分の考えと違っていて、こういう考えもあるんだなと思いました。先生の歌がとてもきれいでした。

 

○われをもすくいしは なんか いい歌でした。

 

○歌がよかった。聞いたことがあるような曲だったので、やっぱりキリスト教が普段の生活の中にも入ってきているんだなと思った。

 

○イースターはゲームで名前は知っていましたが、復活祭といういみがある事を始めて知った。先生の歌の上手さに驚いた。正直一番印象にも残りました。

 

○今日、心に残ったことは最後に先生が歌ってくれた曲の歌詞についてです。よろこびあふるる み国に生きん という言葉がキリスト教の考えの大切な部分だとなんとなくわかりました。

 

○心に残ったことは音楽のことがとても身にしみると感じました。アメイジンググレイスがもともと好きです。

 

○今日初めてこの授業を受けたが、なつかしい音楽を聞けたり、イースターなど、あまり聞いたことのなかったことについて学べてよかった。そして森先生の歌が上手くて驚いた。僕は朝起きるのが苦手な人間です。これから毎朝早起き出来るように頑張ります。

 

○特に印象に残っているのは、最後の先生の歌とオルガンの演奏です。どちらもとても心に響いて、朝から良いものが聴けてよかったです。

 

○・・・実は出身がキリスト教系の幼稚園でしたので、賛美歌等なつかしい気持ちで受講させて頂きました。

 

○「われをもすくいし」の歌詞はすごく深い意味があると思いました。

 

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なんと、この日の出席者20数名の半数が、賛美歌「われをもすくいし」に触れてくれた。

 

光明か? 前向きにそう考えたい。

 

賛美歌を通じて、キリスト教のエッセンスを伝えて行くことはとても重要なというか、手がかりにしたいなと、以前も感じていたが、やっぱりとあらためて思わされた。

 

あさっては、早くもキリスト教概論の第3回目の講義の日となる。

 

さてと、新たな賛美歌をさがした方がいいかな。いやいや、まずは、アメイジンググレースをみんなで歌う方が良いかも知れない。

 

賛美歌って、やっぱりすごーい力持ち。そう実感している。end

 

 

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