■年末に書き掛けていたものです。あしからず・・・・。
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北海道のほかの地域はどうであれ、もしや、もしや、稚内に限って、今年は雪が少なめなのかしら、とクリスマス前まで思っていた。
何しろ、前シーズンは、地元の方が「こんなに降ったのは初めて」という豪雪に、道民になって最初の年に見舞われたのだった。シクシク。
ま、初めに厳しめの冬を経験できたことは、ある意味、これからに備えるのにはよかったのだが。
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しかし、冬将軍は、稚内を見逃してはくれなかった。
日本海側は豪風雪吹雪警報、が出始めて、気が付いてみると、市内を除雪車が走りまわり出すし、教会から生まれたひかり幼稚園の2台のブルドーザーも早朝から動き始めた。
バスも走る表通りに除雪車が入ると、教会と幼稚園の庭には、車が入れないほどの壁ができる。その高さ80センチ以上。人の手ではどうにもならないから、勝幸さんとご子息の牧人さんが操るブルドーザーなしでは、礼拝も守れないという具合。
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さて、実は、この2ヶ月、わかっていても保留していたことがあるのだった。
それは、背広の《衣替え》。
3ヶ月位前だろうか、夏物から、秋にピッタリの厚手の丈夫なイギリス製の生地のsuit(神学校卒業の時につくりました、イギリス製は本当に強い)のズボンに足を入れた時に、悲劇は始まりつつあった。
う、ぬぬぬ。
腹が苦しくてウエストが止まらないではないか・・・・。
真冬が来るまでの間に着るスーツは、ほぼそれしかない。普段、ブレザーは着ても、背広をほとんど必要としない生活なので、日曜日毎に、まあ苦しい思いをしていたのだった。
そして、その時確信したのだった。
このスーツ。これですら、大きめのズボンだったはずだから、冬物は絶対に入らない。入るわけがない、と。
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散歩だけでは肉は落ちない。それは、最近、身に浸みてわかっていた。
10年前までは、一時間の散歩とダンベル体操を就寝前に8分程行うだけで維持できた体重が、50歳を過ぎてから減らなくなってしまった。本当に皮下脂肪というのは見事に、ウエスト付近につくんだよなぁ。
冬物のズボン、ウエストだしの補修はもうこれ以上は出せません状態であることは承知していた。背広を新調なんてことは、今の財政状況からは考えられない。
となると、痩せるしかない。頼みは、しばらくやめていた、ステップ運動だった。福岡大学だったかの、体育の先生が発見したステップ運動を10分~30分行うことにした。
でもねぇ、4年前には、メンタル面の体調を崩していたり、過敏性腸症候群の症状もあったからか、体重は60キロ台前半、椅子に座ると、尾てい骨がとがっていて、痛くてたまらない時期があったのですね。いやー、このアップダウンは何なのだ。
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ある程度の体重を維持できていた頃は、体重計に乗るのが楽しかった。
しかし、この数ヶ月の間、リビングの引き出しの下に置かれた体重計は埃がかぶっている。だって乗りたくないんだもの。
ステップ運動(「step well」という商品みたいです。たぶん通販で購入)の効果は妻から聞いていた。
絶対に効くよ、と。
信ずる者は救われるのか。食べる方は、少ししか減らさない意志の弱さ。
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昨日の朝、外は、-5℃程。日中もさほど気温は上がらないとの予報だった。
うーん、さすがにもう、秋物のスーツでは耐えられない空気濃厚となり、大分県出身の森は覚悟し、牧師館の2階に向かった。
そう、畳の部屋に、ズラーッと、ブレザーとか何とかがクリーニング屋から戻って来たものがぶら下がっている竹棒がある。そこに進んで、一枚のブレザーズボンを手にしたのだった。
リビングに戻り、おもむろにjeansを脱ぎ捨て、いざ、左足からグレーのズボンに足を通す。続いて右足。そしてグーーっと引き上げてみた。
果たしてフックは留まるのか、全く無理なのか。いや、ズボンは上まで上がるのか。
ステップを始めた頃に較べて、太りはしていないと思う。
でーもねぇ、夜の珈琲タイムは欠かせなかった。心を込めて珈琲を入れるその時間は、何よりものリフレッシュタイム。チョコレートもクッキーもココアもおいしい。
あんまり我慢しませんでした。ちょびっとは節制したかな。
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結論。
入りました。フック留まりました。椅子に座ると少し苦しい。体重計は乗ってません。
あー、助かった。でもまだ、はいたのはブレザーのズボンだけ。イタリア製生地の一張羅は、未着。新年にチャレンジいたし、あらためてご報告かな。
一年間、ありがとうございました!end